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でだ人数が多い方が楽しい!」と里親会の仲間内から、さらにその他から、と参加者が増えました。場所の確保、参加者への声がけ等、方々に協力していただきました。
お中元などで頂く素麺の木箱で手提げ鞄を作らせたり、乳酸飲料の空容器でマラカスを作ったり、古くからある手作り玩具、例えば竹とんぼや竹鉄砲、板返し等を作ってみたり…。里親家庭に限らず参加を呼びかけた為か、参加者も多く、にぎやかに和気藹々と親子助け合って制作に勤しみました、と言うよりタノシミました。
父親の方が夢中になり、子供が「僕にやらせてくれへん」とむくれたり、あまり器用でない父親が子供に「そこで見てて」と遠ざけられたり。出来上がって親子でガッツポーズをする者、「うまくできた!」と親子でガッチリ握手を交わす者、いろいろな「親子」がそこにはありました。
「父親は子供との付き合いが母親に劣る」などと誰が言い出したのか、なんのなんの、子育ては直接参加して、親と子の距離を縮めれば縮めるほど楽しいものです。
里子でも、実子でも、子供は子供。親は子供を育てながら自分が子供に育てられるのです。同じです。残念ながら世間が全てこの様な考え方だと思いませんが、実子と

 

 

 

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